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1993-11-30
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6KB
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140 lines
☆VNET絵画表示ツールVNPD(フリコレ収録用マニュアル)
NIFTYサーブのFTOWNS2「アトリエ『VNET』」会議室にアップされ
ているVNET形式の絵画データを再生するツールです。
コマンドラインよりファイル名を取り込む様になっておりますので、TMENU等
に登録すればVNET会議室のログファイルをメニュー上でクリックするだけで絵画
再生ができる様になります。
☆コンソール環境(CUI環境)での起動方法
RUN386 VNPD <-s> <-r> <-p<著作データディレクトリ名>> 絵画データファイル名
<>内は省略可です。また、スイッチは大文字でも小文字でも構いません。
各パラメータは上記の順番通りでなくても構いません。
-s,-S 絵画データをファイルに登録されている順番に表示します。
-r,-R 目次を自動作成し、好きな順番で絵画を表示できます。
-p,-P 著作データファイルの入ったディレクトリを指定する時に使います。
ディレクトリ名を省略するとカレントが選択されます。
(例)富士通VNETのCD-ROMがある場合は以下の様にすると、
VNET.FT内の絵を目次付きで表示出来ます。
RUN386 VNPD VNET.FT PQ:\VNET\ -R
☆著作データのインストール
著作データは、富士通VNETの以下のファイルが必要です。(ディレクトリ名は
わかりませんが今回のフリコレ7にも収録されている筈です)
\VNET\PICT\*.*
\VNET\ICON\*.*
\VNET\PAT\*.*
これらをインストール先のディレクトリに、同名のサブディレクトリ(PICT,ICON,PAT)
を作りデータをコピーします。
例えば、G:\DATAに各サブディレクトリを作りインストールした場合には、-Pスイッチ
パラメータは
-PG:\DATA\
になります。最後の「\」は忘れないで下さい。
なお、RAMが2MBのマシンでサイドワーク領域等を確保していると、-Pスイッチを
指定していても背景画が出ない場合が「理論上」あり得ます。直接2MBマシンでは確
認していないのですが、6MB搭載のHRにRAMディスクを4MB作って疑似的に
2MBマシンのチェックをしたところ、サイドワークがあると一部の背景画でメモリ
不足が起こります(※)。T-MENU上でサイドワークをOFFにしたところ、一応
メモリ不足は起きませんでした。
この様な起動後に起きるメモリ不足には、その描画命令を実行しないという手段で
逃げています。しかも、エラーメッセージは出しません(^^;)ゴメンナサイ
立ち上がるくせに、背景画が出ないじゃないかっ☆という方は、メモリを余分に空
けて下さい。
今回のフリコレ7には著作データが収録されている筈なので、付属のtestp.ftを表
示してメモリ確保の目安にして下さい。
絵が表示されずに描画終了した場合は、確実にメモリが足りません。もしも、表示
されてもピッと一度でも鳴ったらやや足りない状態なので30KB程メモリを空けて
下さい。
※サイドワーク領域は「-PAGE 45」です。なお、T-MENU上からコマンドモード
に入り、コンソール上から実行した結果です。HRでの実行結果なので、CX,UX
HR,HG,UG,UR等のTOWNSIIなら同様な結果になると思いますが、それ
以前の機種ですと、12dotフォントにRAMを消費されてしまうのでもう少し厳し
い条件になってしまいます。
★ご注意★
著作データの違法入手はしない様くれぐれも御注意願います。VNETを入手出来
ない方もいらっしゃると思いますが、この度富士通さんの御好意によりフリコレ7に
富士通VNETの著作データを収録して頂けることになりました。ただし、いくらフ
リコレに収録されたからと言っても、これらの著作データはフリーウェアではない筈
なので、その扱いには十分注意して下さい。
☆TMENU環境(GUI環境)での起動方法
先ず、TMENUへVNPDを登録します。登録方法は以下の様に行います。
T-OSのシステムファイルの「TMENU.IF2」に以下の文を参考にして追加登録を行い
ます。
FT ,00,20,G:\CODE\VNPD.EXP
「FT 」は「VNET.FT 」の様に拡張子(ファイル名の'.'以降の名前)を示します。例えば、
RT921012.LOGというようにVNET絵画データのLOGの保存をしている場合には
LOG,00,20,G:\CODE\VNPD.EXP
と、登録します。
最後の方の「G:\CODE\VNPD.EXP」はVNPD.EXPを格納してある場所をディレクトリを含め
て書き留めて置く場所です。Aドライブの親ディレクトリにVNDP.EXPを格納している場合
は
LOG,00,20,A:\VNPD.EXP
と、して下さい。
また、VNET.EXPの後ろに「-S」「-R」「-P」等のスイッチを付けて頂くとそれぞれに対応
した動作を致します。(-Pは必ずドライブ名付きのフルパスで指定してください)
☆操作方法
・起動オプション(-S または -R)が無い場合
VNPDが立ち上がると表示モードを尋ねて来ますので、どちらかを選択して下さ
い。
・シーケンシャルモード(順表示モード -S)
ログファイルに収録されている順番に絵を描画して行きます。
1つの絵を描画し終わると、マウスカーソルが現れます。T-OSに戻りたい場合
は[OS]アイコンをクリックして下さい。次の絵を見る場合は他の場所([OS]
以外なら何処でも可)をクリックします。
ログファイル中の絵を全て表示し終わると、マウスクリック後にT-OSに戻りま
す。
・ランダムアクセスモード(目次選択モード -R)
このモードを選択すると、VNPDは各データの検索を始め、目次を作成いたしま
す。目次には、会議室の登録番号、作者のID、作者のハンドル、作品の名前が一覧
表として出ます。この中で見たい絵の枠内をマウスでクリックすると、希望する絵の
描画を始めます。描画終了後はマウスをクリックして下さい。(カーソルは出ません)
目次は20作品を1ページとして管理しています。20作品を越える収録数がある
場合は左下にあるページ移動アイコンを使ってページを切り換えて作品を選択して下
さい。
目次で管理出来る作品数は1000個までです。これはNIFの会議室のリミット
ですから、1001以上あってもしょうがないと判断したためなのですが……現在の
NIFは1000オーバーが可能なんですよねぇ(^_^;) 今後対策してみます(^_^;)
現状で作品数1000を越えるログファイルを読ませると、先頭から1000個の
み目次に現れます。当然ながら目次に現れない1001個目以降のデータは見れませ
ん。
☆その他
PICファイルの圧縮フォーマットの解析に、X-RAY氏のご協力を頂きました。この場
をかりてお礼申し上げます。
NIF:GCD00705
すずけん